食事の作法で恥をかいてしまいました・・・

わたしが大学生のころです。
学生とはいえ、見た目は大人びた感じで、自分でも大人の女性を装っていました。
そんなわたしが遠くの親戚と集まる機会があり、十年ぶりに従兄弟にも会いました。彼は35歳ぐらいで、記憶の中よりもずっとかっこいい渋い大人の男性になっていて、わたしは従兄弟ながらもドキドキしてしまいました。
彼のほうもわたしに好感をもってくれたのか、よく話しかけてくれて、会話も弾み、親戚でこんな素敵な人がいるなんてとなんだかラッキーな気分に。
もちろんちょっといい女系を意識してしまいました。
さて昼食の時間になり、みんなで日本料理屋さんへ。
恥をかいたのはそのシーンでした。
汁物がでて、わたしはお椀の蓋がなかなかあかず、苦労してしまいました。ひっぱってもひっぱっても空きません。焦りましたが仕方なく、キャラじゃないけど
「お椀あかなーい。」
とちょっとぶりっこ。
あれです、
「ペットボトルのギャップあかなーい。」
的なノリで乗り切ろうという魂胆です。
しかし、
「お椀を少し押すようにすると、ほらあくじゃん。」
と従兄弟。
「あー、知らなかった~。」
とまだかわいこちゃん風のわたし。ふぅ、なんとかこの場をしのげたと思った矢先、彼にこう言われてしまったのです。
「え、知らなかったの?ステキな感じなのにそういうのガッカリしちゃうな。」

がーん、がーん、がーん、です。
化けの皮が剥がれました。そしてくだらないぶりっこをした自分が恥ずかしすぎます。
顔が赤くなっているのがわかりました。

食事のお作法って知らないとものすごく恥ずかしく感じたりしますよね。
逆にちょっとはっちゃけていても、そこがしっかり綺麗に出来ているとポイント高かったり。
それからマナー本などで見直したり勉強しましたよ。ついでに箸の持ち方もおかしかったので、大変でしたけど矯正しました。まだ完全にはなおっていませんが、意識すれば正しく使えるくらいにはなりました。
それから中身の伴わない背伸びはバレますね。もしかしたらとっくにバレていたかもしれませんが。

以後、遠方のため従兄弟とはしばらく会うことはなく、再び会ったのは五年ほどたってから法事の時でした。その時はわたしももう少し大人になって、落ち着いて会話し、食事の席でも恥をかくことはありませんでした。
従兄弟のほうはきっとそんなエピソードは、忘れてしまっているかもしれませんね。

なんにせよ、テーブルマナーは身に付けておいて損はないです。