狭い場所でおならをしてしまった時のこと

私が26歳の頃です。私は中小企業で事務の仕事をしていました。
少し特殊な業界での事務で、部署は私と5個上の男性の先輩2名でした。
お互いがいい距離感で仕事をしていて、先輩ができないことを私がして、私ができないことを先輩がするという形でとても仲良く仕事をしていました。
怒られるときも2人一緒で、その日も営業部の方から「どうしてこういう数字になっているんだ」と説明を求められていました。
正直私は、その部分を対応していなかったので、どうしてそうなったかを考えたところで何もわかりませんでした。
先輩のせいとは思いませんでしたが、先輩にしか答えられないと思い、少し人ごとのように聞いていたのかもしれません。
営業部の人はだんだん怒りが大きくなり、先輩も言うに言えないような状況になってきたようでした。
そんな時、私はとてもお腹が痛くなり、どうしようかと思いながら耐えていました。
ここでお腹が痛いというのはなんだか少し恥ずかしく、そして、怒っている人に言える雰囲気ではなく、だんだん痛くなってくるお腹を必死に耐えていました。
だんだん冷や汗が出てくるほどになり、もう限界かもしれない思い「お腹が痛い」と言おうとしたその時、先輩が泣き始めたのです。
先輩は「誤解なんです」と振り絞るような声で営業部の人に話し始め、私は驚きながらも必死に耐えながら先輩の話しを聞いていました。
先輩の話しをきいているうちに少しずつお腹の痛みが和らいできて、なんとかなるかもと思い始めました。
それでも、必死にお腹に力を入れ気を紛らわそうとしていましたが、ふと気が緩んでしまった瞬間に、「スゥ」とおならが出てしまったのです。
全く音は出なかったので少し安心したのも束の間、ものすごい匂いが充満したのです。
すごく我慢した後のおならだったので、全てが凝縮した様な、すごく濃い匂いでした。
やばい!と思い、少し鼻をすすったりして、人ごとの様に「臭いな〜」アピールを控えめにしました。
顔が真っ赤になっているんじゃないかというくらい恥ずかしかったです。
営業部の人への報告が終わる頃には、私は恥ずかしさでお腹が痛いのもすっかりなくなっていましたが、先輩に「おならしたでしょ」と笑いながら言われてしまいました。
私は「してないですよ!でもすごい変な匂いしましたよね」と人ごとを装って何とか乗り越えました。
先輩は、「うそだ〜」と何度か言ってきましたが、私だという証拠は絶対にないので、絶対に口はわりませんでした。
それ以来、篭った場所でおならをするのはとても危険だと思い、そういう場面のときはおしりに特に力をいれるようにしています。
そして、できるだけ、外で1人でいる時におならを出す様に心がけています。
もし、おならを疑われたとしても、絶対に認めてはいけません。おならは証拠が残りません。
もししてしまったら、オススメは、少しだけ鼻をすすって、「アレ?」という目をすることです。あまり大袈裟にジェスチャーをしてしまうとうそっぽくなるので、要注意だと思います。